Pale rose ★

 

 

 

季節は春分、第11候、桜始開(さくらはじめてひらく)です。

 

東京では、この暦に合わせたように開花宣言がありました。
その日、我が家のボロニア・ピナータには、ぷっくりと膨れた蕾がいくつかありました。

 

もう咲くよ

そんな風に頬を赤らめる蕾がきれいで可愛くて、わくわく。
胸の内に高鳴る気持ちを感じながらお水をあげると、30分も経たないうちに花を開きました。

あ、咲いた!
嬉しくて、ちょっとドキドキしちゃった。
いいなぁ、季節の呼吸って。
鉢植えの前で、春めく心。

 

春は教えてくれる。
自然のなかのすべてに鼓動があることを。
風の温もり、草花の芽吹き、鳥たちのさえずり、町中の空気にさえ蠢きや躍動を感じる。
自然界の厳しさから芽生えた緑の葉や、色とりどりの花たちは、逞しさと一緒に瑞々しいきらめきを纏っている。

心にも四季があり、そのなかで営まれるものがある。
枯れるものがあって、冷たい風が吹くのは自然なことなんだと、この季節は教えてくれる。

ちぢこまった気持ちが、すこしだけ緩んでホッとする。
そうやって素直になれる、あったかい季節。

 

花粉症の人には気の毒だけど、
人も動物も草花も、みんなが歓んでる空気感がいいよね。

朝でも夜でも散歩したくなる感じ、
ちょっと寄り道したくなる感じ、好きだなぁ~。

 

 

 

今日の東京は、すこしだけ雨が降るそうです。
花起こし、木の芽起こし、とも呼ばれるこの季節の雨。

ぴーくんが花を咲かせたように、春の花々樹々の恵みになってほしい。
うちの植木たちも雨を待っているよ。

 

 

花起こしの涙。
梅が咲いた!桜が咲いた!自分も咲いた!

そんな涙であってほしい。

 

今の自分は、きっと耕す時期なんだろうな。
四季を謳歌して荒れきった土に、鍬をいれる。
いっとういっとう、地道に耕すことが、土に恵みを与えることに繋がっていく。
土の命は、生命の連鎖で芽吹くもの。
そこに太陽や風雨がそそぎ、雑草が生え、だんだんと緑豊かな土地になっていく。
そんな風に、いつか土が笑えるように、今はざく、ざく、ざく、それでいいんだと思う。

 

香りが豊かで、すこしあったかい芳醇な土。
友人たちの蒔いてくれる種が、健やかに芽吹けるような場所でありたい。

 

大切な人を守れるように、
一緒に笑っていられるように、
穏やかな日々をすごしていけるように、俺はなりたい。

 

なかなか生きることへは、まっすぐになれないけど、
気持ちだけは芯を持って心と成す。その心構えだけは大事にしたいと思います。

 

 

昨日は兄の誕生日。

 

不思議と兄を想っていたら涙がでた。
逞しいけれど繊細な彼が、新しい1年には健やかにいられますように。
日々の頑張りや想いが、沢山の花を咲かせ、実りに恵まれますように。
彼の弟になれて幸せだ。
淋しい思いをさせている母、なかなか心を通わせられない父にも、こういう日には心から感謝出来る。
大切な人の誕生日は、とても素敵な日だね。

心から感謝とお祝いをこめて、お誕生日おめでとう。
生まれてきてくれて本当にありがとう。

いつも、いつまでも、元気でいてください。

 

 

数日後の再検査で、全身に癌が見つかればいい。
でもきっとそうはならない。祈りや願いは、そう簡単には叶わない。

自分の命と、どう向き合っていけばいいのか。
痛みと共生していくには、どうしていけばいいんだろう。

 

いつもの数倍の頭痛で、出るものは全部出た、中々ハードは1日だったけど、
電話先の声を聞いていたら、生きているのも悪くないなと思えた。

痛みを嘆きながら、
友人や家族と笑いながら、
自然の営みや呼吸を感じながら、

なんにもないような空虚な日々のなかにも、感じるものは沢山ある。
そのひとつひとつを整理して、自分の中に宿すこと。

人生を学んでいる。
病気になって感じるのは、これが一番大きい。

 

みんなも同じように、それぞれ目の前にある出来事を通して、
大事なことを感じとって生活してるんだよね。

新しいことに挑戦し始める人もいれば、毎度毎度ひーひー言ってるやつもいる。
今の俺にはしてあげられることがほとんどないけど、
影ながら応援だけはしていよう。

 

勝手に応援団長頑張ります。頑張れみんな!ファイトだぜ。

 

roohouse

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