それは自由。

 

 

励ましや、頑張ろうぜって歌を聴くと、

自然と胸が苦しくなって、涙まであふれてくる。

そういう自分を抑えられず、動揺して涙がとまらなくなることもある。

 

なんでだろう。

暗くなりはじめた空を電車の中でぼぉーっと眺めながら、

そんなことを考えていました。

 

 

心の底では頑張りたいっ！て思ってるから？

ここ数日、また体調が崩れてきてナーバスになってる自分。

でもきっと、心の底では燃えてるんだ。

頑張れって、もっと頑張ろうぜって励ましてくれてるやつがいる。

もしかしたら共鳴してるのかもしれない…

そんな気がしました。

 

 

耐えるってつらい。嫌な思いばかりします。

自分に対しても他人に対しても、本当にひどいことが頭に浮かびます。

 

病気を自分に還元できるとすれば、

「治療家なら人の苦労や痛みを分かっていたほうがいい」
これくらいの事しか思い浮かびませんでした。

そして、それが唯一の支えだったし、日常の糧でした。

もちろん治療家として一人前になれば貴重な財産になるものだろうけど
辛いとき、そんなものは意味をなさない。

 

 

病気を知ろうと本を読んだりインターネットで文献をあさったり、

薬を変えて、どーすれば一番楽になれるのか、主治医と話し合ったりしてきました。

そして、少しずつ整理ができてくると、もうゆだねるしかないんだってことに気づく。

痛みの中でうごめく不安や、どんどん孤独になっていく淋しさ。
自分以外にはこの病気を理解できない現実にいろんな場面でぶつかる。
気遣ってくれる人の優しさを、ものすごく冷たく感じたりするから
素直にもなれなくなるし、胸にも響かない。

 

色々努力してみたけど、
やっぱり理解してもらうのは、正直難しい。
家族でさえ遠い。
近いはずのものが遠く感じた時は、ただただ辛い。
だから、我慢と空元気が日常。

でも、それで本当の笑顔に出会えることもある。
だから人とのつながりってすごいんだと思う。
ヒトは１人じゃない。
ホントにそうだよね。

 

どうにもならないから、すべてを投げ出したい。

そう思うときは、正直いっぱいある。

だけど、屋上のふちに立って、下を見下ろしても怖くなかった。

感じたのは、今までにないくらい空が近くて、大きいこと。

 

 

病気ってすごいパワーをもってる。
病気をプラスに転じるかマイナスに転じるか、
それは自由。
きっとね。

今日はいい日。
明日もいい日。

そう思えばきっとそうなる。

 

何日か前に友人が空の写真を送ってきた。

辛くって…って悩んでるやつもいる。

それぞれの悩みが、その人の力になる。

そう信じようと思います。

 

 

 

※SEAMO　という人のContinueという歌です。

威風堂々に合わせたとてもリズムのいい曲です。

歌詞の中に好きな部分があったので、のせることにしました。

 

※

追いかけるのもたやすいことじゃない

しかしやってもないのにグチるばかり 実は夢追いかけたいのに
口癖のように言う「どうせ物事暗く悪い方へ」

そう思うのはむしろ簡単 早いうち自分できる判断
つまりネガティブ思考 捨てて今日から前向きにいこう

絶えず聞こう胸の奥 聞こえるだろう 力強い意志がノックノック
やれるやれるまだやれる 心の底で力をためる そして叶える 君の人生費やした時間をたたえる

負けたら終わりじゃなくて やめたら終わりなんだよね

どんな夢でも叶える魔法 それは続けること
苦しみ悲しみ その先見える光 自分の道ずっとずっとcontinue

 

なんだか少し元気がでました。

身体の中で、この歌に共感した誰かがいる。

信じているやつがいれば、きっと叶う。

 

治るようにではなく、

立ち向かえるように。