子供と鍼

4月 5th, 2007 § コメントする

 
 
保育園で働き始めてから1年が経とうとしています。
寂しいけどしばらく子供たちとは会えません。
 
4月からのシフトに僕の名前がなくて、何人かの先生が声をかけてくれました。
お父さんお母さんも声をかけてくれたんです。
ゴタゴタもあったけど、やってきて良かったと思えた。
 
「うちの子が先生の事すっごく好きで、お迎えをもっと遅くしろって言うんですよ。
 先生辞めないですよね?これからもよろしくお願いします。」
 
不意にそんな事を言われたら、ねぇ。泣いちゃうって…。
気まずさを乗り越えたかな、そんな感じだった。
園長先生とも、話をする事ができて、一区切りです。
5月からまた保育園に戻れます。
 
3月30日金曜日のこの日、月組の子供たちにとっても特別な日。
寂しい感情をうまく隠せず笑っている子供たちを見ながら、
一人一人に声をかけました。
 
寂しくなるな~。
もちろん保育園は、普段どーり(いつもよりも?)
騒がしかったけど、でもどっか違う雰囲気だったなぁ。
 
またねみんな、小学校に行っても元気で頑張れよv
 
そして、他の保育園へ行く先生、辞めてしまう先生。
一人一人とはゆっくりお話できなくて残念でしたが本当にお世話になりました。
短い間でしたが本当に楽しかったです。
先生方から教わったこと、ずっとずっと大切にしていきますね。
お元気で。
ありがとうございました。
 
 
 
 
僕は、この保育園で子供たちと過ごして決めた事があります。
「鍼と子供」 この2つのテーマを僕の仕事にするんだ。
  
昔から、教育には興味がありました。
小さい頃感じる事はとっても大切だと思っていたからです。
 
小さい頃感じた気持ちや感情は必ず大人になってもつながってる。
出会う家族・友人・家・食器・絵本・道・街
いろんなものすべてが、一生つながっていく。
 
だから、いろんなものをしっかり感じれるような場を作りたい。
人生は小さい頃も今も、大切な事は何一つ変わらない。
教育にはいろんな形があるし、様々な考え方がある。
でも志は一緒だと思う。
僕にできるアプローチを形にしていきたいんだ。
 
 
小児鍼やお灸はあまり聞かないけれど、
子供の健康を考えるお母さん父さんは真剣そのもの。
保育園には保健室がない。
保健師さんがいたり看護師さんがいるからでしょうか。
でも今まで僕が見た保育園では、子供の不調は病院、親まかせ。
もう少しできる事があればいいなと思っています。
 
子供との関わりが深い立場で、鍼や東洋・西洋医学の見地から
子供たちの健康を見守ることができたらいいな。
そこで思いついたのが保育園にいる鍼灸師。
 
そんな風に思い始めています。
世界的に臨床が進められ、医学としての地位を築き始めている鍼灸。
鍼灸や、整体(様々な国の医学や、民間療法があるが、日本の国家資格ではないものの総称)
の持つ、広く確かな可能性を形にしたい。
少し調べてみたら数は多くはないものの、
小児鍼を取り入れている保育園、子供の健康に小児鍼を利用している人がいるようです。
保育メニューに組み込んでいるところもありました。
 
 
ここで読んだ人で興味を持ってくれる人がいるかもしれませんので、簡単にご紹介しましょう。
小児鍼は、大人のように鍼を刺すという事はしません。
イメージでは、子供とのスキンタッチ。
 
小児鍼は、夜泣き・癇虫(小児神経症)・中耳炎・喘息・アトピー・食欲不振・便秘など
小児によくみられる慢性疾患に効果が報告されています。
きっとお父さん、お母さんなら誰しも経験する症状だと思います。
子供にも、いろんなストレスがあるし、元気に見えても無理していたりするんですね。
その信号をどう捉えるかはそれぞれだと思いますが、
ストレスとの付き合い方を知らない子供の代わりに向き合ってあげられたらいいな。
ちびっこには、いつものびのびと自由にいろんな事を感じていてほしいしね(^^)
 
 
小児鍼のいいところは、そーいった子供たちの内面を支えてあげられる事だと思います。
手法にもよりますが、家庭に取り入れて、お父さんお母さんがしてあげる事ができるのもいいですね。
使うのは鍼のほかにドライヤーや、スプーンなど、鍼って言っていいの?という感じのもあります。
大切な事は、道具ではなく東洋医学の考え方です。
 
子供たちとココロの会話もできるようになる。
保育園への鍼灸の導入。
それは、健康に目を向けるだけでなく、
子供とお父さんお母さんの手助けになるんじゃないかな。
子育ては、すごい気力がいるだろうし、うまくいかないと落ち込む時もあると思う。
子供の健康もすごく心配なんじゃないかな。
もし、自分の手で子供の健康と向き合う事ができたら
それはお父さんお母さんにとっても支えになるんじゃないでしょうか。
 
健やかに家庭を育む。
そして、普段ワイワイとはしゃいでいる保育園で、
子供の成長や健康を、保育士・鍼灸師が見守ってあげるって
子供にとってもご家族にとっても安心なんじゃないかな。
僕はそう思っています。
 
面白そうでしょ?(^.^)
 
去年1年は、人体の基礎に力を入れて学びました。
今年は、人と関わること、人の生き方を学びたい。
医のあるライフスタイルを目指して、いろんな幅を持ちたい。
 
治療家としての価値観や、将来の展望、
同じスタートラインに立つクラスの人たち、施術所ですでに臨床に関わっているベテランの先生方、
鍼灸の他にも、医に関わるひとは本当に多いから、みんなとトークトーク。
 
何も知らなくて、何も分からないなら、学べばいい。
自分の中に生まれる好奇心を大事にします。
 
若さは味方だ。
 
子供と鍼。
しっかりと形にしてみせるよv
 
 
 

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